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更新日 2014-07-21 | 作成日 2008-08-06

Bill Lawrence guitars

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Bill Lawrence BYI series

14歳の時にはじめて手に入れたギターがBill Lawrence BYIR-60B sun-goモデルでした。
以来、ギブソンスケール・2ハム・アーム付きがギター選択の条件となってしまい気がつけばsun-goモデルばかりを弾いていました。
同じグレードモデルでも個体差があってギターってそれぞれ個性的で同じものはないんだなと感じますね。
既に諸事情により手放した機種もありますが、ボクに音楽という素晴らしい世界に導いてくれたBYIシリーズギターを紹介します。

BYIE-180G
birth year:1998
市販されていたハイグレードモデルです。元々、受注生産でしたが購入時の98年にはsun-go師匠とモリダイラとのエンドースが切れており、本来はメーカー制作が不可だったものを特別にオーダーできた奇跡のギター。モリダイラで最後に制作されたsun-goモデルです。(既にモリダイラではエレキギター業は撤退しています)
単に同じモデルの上級グレードというわけではなく、60や80とは別格ですね。 木型から違うそうです。とにかく緻密で重く、いい材を使っているのが分かります。実際に作ってくれたビルダーの方曰く「最後の1本。想いを込めた。」そうです。一生モノですね。感謝!

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BYIR-80G
birth year:1992
98年ごろまでのメインギター。17歳の時に新品特価19.800円で購入!大音量アンプとのバランスもよく、ライヴで思い切り使えるギターです。思い切り使いすぎてネックを折るハプニングも(笑)。手厚いリペアにより見事復活!初めてのフロイド搭載ギターでロック式ギターの勉強をさせてもらった1本です。これも大事な大事なギター。未だに現役です。いずれはリフィニシュをと検討中。

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BYIR-60G
birth year:1988
2002年12月に入手したもの。88年製のBYIRですが、未開封の状態で某楽器店の通販部倉庫で14年も眠っていたもの。未使用なので当然、無傷でプレートにはビニールの保護カバーまで付いていました。見て1秒で買うと決断。かなり良心的な値段で売っていただけましたし。ヘッドのロゴとトラスロッドの形態が他のモデルと異なる最も初期型モデル。弦も緩めの状態で保管されていたのでネックの反りもなく、回路系統も問題なし。15年近くダンボールの中に放置されてたわりにはコンディション良好。最初の弦交換の時に、弦のボールエンドがブリッジに固着していたため外すのが大変でしたが。。ハードウェアも磨いたらピカピカに。新同品に巡り合えてラッキー!

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BYIR-60G
birth year:1990
2000年に中古屋で購入。前のオーナーが相当ハードな使い方をしていたらしく、傷も多くコンディション最悪で買ったその場でリペアに出しました。全体的なメンテナンスとフレット研磨で甦ってくれました。ただ、ブリッジの位置付け悪く、感触がちょっと気に入らないかな。同じモデルでもギター1台1台、微妙に違うんですね。中古なのに当時の販売価格より高かったのは何故?。とは言っても、現在ではタマ数の多いモデルじゃないだけに、ボクにとっては貴重ですね。

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BYIR-60G
birth year:1990
こちらも中古で2002年に入手。前オーナーによるGOTOH製ブラックハードウェアでオールブラックの渋いギターです。コンディションは良好でしたが、ライヴでは一度も使われることなく2007年に売却。

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BYIR-60G(TANIGUCHI-ORIGINAL)
birth year:1991
番外編Sun-goモデルのご紹介。こちらは谷口楽器が販売していたBYIR-60Gにサソリをデコレーションして限定モデル。サソリはゴールドのラメ?というかプリントです。カタログの写真でしか見たことないけど、BYIE-180Gのホワイトカラーのサソリに似ているのかな?まあ、これはプリントですケド。。
 

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BYIR-60B
birth year:1988
BYIのオリジナルのホワイトフィニッシュ。ホワイトフィニッシュはどの程度生産されたのでしょうか?これもトラスロッドの形態の違いから初期のモデル。ボクの原点となるべくギター。つまり、生まれて初めて手にした自分のギターです。とにかくこのネックシェイプ以外のギターはもうダメですね。特別ネックが薄いわけでもなく、一般的にソロイストとして弾きやすいギターでもないのですが、このタイプで慣れてしまったわけです。このギターのルックス最高だと思いません?他に無い形だし。(あ、トニー・アイオミモデルが似てるかもしれないけど。。)とにかく気に入ってます。デザインコンセプトはレスポールの未来形?だそうです。

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BYIR-??
birth year:1990年前半
詳細不明なBYI。ホワイト(クリーム?)ラッカーフィニッシュ・ゴールドパーツ・フロイドローズ・スターインレイ・ローズ指板・ボルトオンネックと60+80+180÷3=コレ、みたいなギター。ネックポケットにはBYIR-60とマジックで書かれていたので、それを改造したのでしょう。。PUはディマジオ。珍しいので06年に購入したもののナットとブリッジの取り付け位置が悪く、スケールが合いません。 物凄くチューニングバランスの悪いギターで使えるモノではありませんでした。売却済み。。合掌!

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BYIR-??
birth year:1990~1991年
91年の楽器フェアにモリダイラが参考出品していたギターの試作品と思われる1本。実際に会場に展示されていたのはキルトメイプルトップ・エボニー指板だったためこれとは異なるギターでやんす。Duncan PUといい、フィンガーボードからヘッドにかけてバインディングが施されており、まさに本人仕様なのですが、残念なことに指板はローズウッドです。2004年にオークションで落札しましたが、次点の方からの熱烈なラブコールに根負けしてお譲りいたしました。ボクの中では幻のsun-goモデルとして当時高校生だった頃からの憧れのギターでした。2006年に(おそらく同じもの)中古市場に流通されたとのことです。所持しておけばよかったと今さらながら後悔(泣)

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BASIC DATA

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Bill Lawrence BYIシリーズはSHOW-YAのギタリスト五十嵐美貴モデルとして88年から93年頃まで生産されたといわれています。
 
全部で3機種あり、
BYIR-60G(B)
BYIR-80G
BYIE-180G
 
型式の読み方は、
B= Bill Lawrence
Y=2ハムバッキングPU
I=五十嵐モデル
R=ローズウッド またはE=エボニー
60=定価が6万円
80=定価が8万円
180=定価が18万円
G=ゴールドパーツ 
B=ブラックパーツ
 
80を除き、フィニッシュはBLKとPWの2色がラインナップされていました。
 
ボディ材はアルダーまたはアッシュの2〜3pieceボディ。
ネックはメイプルオンローズまたはエボニー。
PUは名器L-500(500Lとも言う)。
ハードウェアはGOTOH製。
2Vol 1Tone 3点式(フロント ミックス リア)PUセレクターという基本構造に、
 
60はシンクロブリッジ・ローズ指板。BLKフィニッシュはゴールドパーツでPWフィニッシュはブラックパーツ。
 
80はフロイドローズブリッジ・ローズ指板
 
180ではセットネックになり、指板がエボニー、シェルインレイ、スコーピオン装飾(ホワイトフィニッシュではゴールドラメ)・アーチドトップボディ、PUセレクター及びアウトプットジャックの位置が異なるなどの違いがあります。
 
また、生産時期によりトラスロッド形状の違いや、ヘッドのBill Lawrenceロゴがゴールド書体にシルバー縁取り・ゴールド書体にブラック縁取り・ブラック書体にゴールド縁取りがあることを確認しています。
 
当時、L-500の定価が2万円だったことを考えるとコストパフォーマンスに優れたギターだったと考えられます。ちなみに、BYIE-180Gのスペックと完成度からみて現在ではとても18万円では採算が取れないと思います。
Bill Lawrenceギター、、ストラトモデルにも名機が沢山あるし、復活して欲しいですよね。